物色の流れと決算への反応確認して【正直じいさんの株で大判小判】

利益確定売りに大幅反落

３日の東京市場は５日ぶりに大幅反落しました。日経平均は２９２円安です。前日まで４連騰で１３００円を超える上げになっていた反動で、売りが優勢でした。米国株は高かったものの、取引終了後に決算を発表したメタ（旧フェイスブック）やクアルコムが時間外で売られ、ナスダック先物が下落したことがハイテク・グロース株を利益確定に傾けています。

下値売り込む動きはない

ただ、東証１部の売買代金は概算で３兆３５４６億円をこなし、下値は拾われており、前場は３７０円近くに下げ幅を広げましたが、後場は２万７２００円絡みで膠着し、下値を売り込む動きはありませんでした。日経平均は２万７０００台を維持し、マザーズ指数も４％を超えるきつい下げになりましたが、前引け水準を上回って引けています。

東京製鉄の買い直しにとどめる

きょうは推奨銘柄も上げ一服となっており、東京製鉄<5423>の買い直しにとどめました。ただ、週末発表の米雇用統計がある程度悪くても織り込みは進んだと考えられ、本格化してきた３Ｑ決算はおおむね好調で、引き続き物色の流れと決算への反応を確認しながら好業績低ＰＥＲ銘柄に買いのタイミングを計っていきたいと思います。

花咲 翁

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
　

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