下値切り上げ２５日線を回復
前週の東京市場は堅調でした。週初は弱含んで始まりましたが、日経平均２万７０００円近辺では底堅く、週末にかけ下値を切り上げ２５日線を回復しています。米長期金利は１・９５％台まで上昇しましたが、米株市場がハイテク株を中心に続伸したことが安心感を誘い、３Ｑ決算はおおむね好調で好決算銘柄への買いが相場を支えました。投資損失が響き３Ｑ大幅減益のソフトバンクＧがアク抜け感から買われたことで、売り込まれていたグロース株も見直され全般底上げが進んでいます。
ＣＰＩ通過もＦＯＭＣ議事録に警戒
金利上昇には一定の耐性がついており、週明けは米１月消費者物価（ＣＰＩ）通過によるアク抜けから堅調な展開が続きそうですが、１６日に公表される１月開催のＦＯＭＣ議事録がかく乱要因です。引き続き米金利と米株の動向を確認しながら週末にピークを迎えた中小型銘柄の決算と株価の反応を確認して好業績低ＰＥＲ銘柄を狙っていきたいと思います。
花咲 翁
日経平均のレンジ切り上がり【転ばぬ先のテクニカル】
１月高値から下落の半値戻し
先週の東京株式市場は続伸し、日経平均の週足は５週線上を回復。日足でも２５日線上を回復し日足二段上げとなりました。２月第１週の日経平均は２万７０００円～２万７５００円レンジにとどまっていましたが、先週は２万７５００円～２万８０００円にレンジが切り上がり、ザラ場では１月高値からの下落に対し半値戻しを達成しました。
２万８５００円近辺が目安
このことから次は６１．８％戻しの２万８１１０円、更には７６．４％戻しの２万８５９８円が次のターゲットです。７５日線が２万８５００円近辺に走っており、戻りの目安と考えます。そのためにはＮＹ市場の更なる回復が必要ですが、ＮＹダウは週足で５週、１３週、２６週線を回復し日足でも７５日線上を回復し日足二段上げとなりました。
診療報酬対象でＣＹＢＥＲＤＹＮＥ
ロボットスーツＨＡＬが４月から診療報酬の対象となるＣＹＢＥＲＤＹＮＥ（７７７９）に注目しています。
日々勇太朗
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