大幅続落し2万7000円割れ
7日の東京市場は大幅に続落しました。日経平均は461円安で約3週間ぶりに2万7000円台を割り込んでいます。FOMC議事要旨を受けた長期金利上昇を嫌気してハイテク株を中心に米国株が下落した流れを引き継ぎ、売りが優勢でした。プライム市場の値下がり銘柄数は1630と9割近くが下落するほぼ全面安商状です。
下げ渋りも底入れ感ない
時間外の米株価指数先物安も重しになり、一時550円近くに下げ幅を広げました。後場は日銀ETF買いへの期待からやや下げ渋ったものの、まだ底入れ感はありません。ただ、FOMC議事要旨の内容は事前の予想通りで、相場には織り込み済みと見られています。当面は3月中旬から下旬にかけての上昇に対する半値押しとなる2万6500円までに下げ止まるかを確認したいと思います。
日本電解が逆行高
推奨銘柄も地合い悪に押され冴えない展開でしたが、日本電解<5759>が逆行高、ベトナム工場建設の材料が出たプラズマ<6668>は反発に転じ、湖北工<6524>も底堅く推移しました。中小型グロース株は長期金利上昇に伴う米ハイテク株安を受け買い手控えられましたが、リバウンド基調は崩れておらず、流れを確認しながら買い場を探る考えです。一方、ショート(空売り)の郵船<9101>、商船三井<9104>の海運株は下げ渋りながら戻し切れず、買い戻しを見送りました。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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