大幅続伸し2週ぶり2万7万5000台
21日の東京市場は大幅に続伸しました。日経平均は335円と約2週間ぶりに2万7万5000台に乗せています。米株市場で主要株価指数は高安まちまちだったことから、売り買い交錯で始まりましたが、時間外の米株価指数先物高をフォローに上げ幅を広げました。日経平均は25日線を明確に上回り、当面は2万8000円を意識した出直り基調が続きそうです。
中小型グロース底入れ近い
半導体製造装置大手のオランダASMLの予想を上回る決算を受け、関連銘柄が物色されたほか、電子部品や精密にも買いが広がりました。好決算を発表したテスラ株が時間外で上昇したこともフォローです。一方でネットフリックスショックが尾を引いているようで、グロース系の中小型株は軟調な展開が続きましたが、米長期金利上昇に一服感が出ており、底入れは近いでしょう。
日本電産大幅増益見込み自社株買いも
きょう引け後に決算を発表した日本電産<6594>はコンセンサスには届かなかったものの、今期22%超の営業増益を見込み、併せて550万株の自社株買いと永守会長の最高経営責任者復帰を決めました。地合いが改善していることからも好感する動きになりそうですが、主要企業の決算への反応と評価点を確認しながら、物色の方向を探りたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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