反発も戻り売りに上値重い
26日の東京市場は3日ぶりに反発しました。日経平均は109円高です。長期金利低下を受け、前日の米株市場でダウ、ナスダック指数が朝安のあと高く引けた流れを引き継ぎ、買戻しが優勢でした。もっとも、戻り売りが上値を抑え膠着感の強い展開で、前日までの2日間で1000円近く下落していたことを考慮すれば物足りなさが否めません。
いったん売り一巡感
ただ、朝高のあと失速はしましたが、下落に転じることなく持ち直しており、グロースCoreやマザーズ指数は大引けにかけきょうの高値圏で引けています。主要企業の決算発表が始まり、GWを前にして、積極的な買いは手控えられましたが、いったん、売り一巡感が出てきたのではないでしょうか。
流れをつかめるまでは慎重に対処
とは言え、きょう引け後にキヤノン、ファナックなどハイテク企業の決算が発表されましたが、米国ではマイクロソフトやアルファベットの決算も控えています。国内外の主要企業の決算と株価の反応に加え、グロース株押し目買いの流れが続くか、米長期金利動向も確認する必要があり、相場の流れをつかめるまでは慎重に対処したいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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