反落も下げ渋る
2日の東京市場は反落しました。日経平均は44円安です。米ISM製造業景況指数が予想を上回ったことを受け、米10年債利回りが2.9%台まで上昇、米株市場で主要指数が揃って下落した流れを引き継ぎ、グロース株を中心に売りが優勢になりました。ただ、朝方に200円超に下落したあとは時間外の米株価指数先物高を支えに下げ渋り、後場も中盤からやや下げ幅を広げる場面がありましたが、大引けにかけ持ち直しています。
インフレ高進警戒も押し目買い意欲強い
米ADP雇用統計や米雇用統計の重要なインフレ指標発表を控え、積極的な買いは控えられましたが、底堅さは意識されました。円安を手掛かりに自動車や電子部品などハイテク株の一角が買われ相場を支える一方、中小型グロース株への売り圧力は強く、大幅に下落する銘柄が目立ちましたが、いずれふし目では下げ止まっています。インフレ高進への警戒は拭えないものの、押し目買い意欲は強く引き続き強い銘柄の下値を狙う方針です。
三菱重、ジャムコは上値追う
推奨銘柄ではメルカリ<4385>は反落ながら、三菱重<7011>やジャムコ<7408>は上値を追い、他候補銘柄もおおむね底堅く推移しました。前場は日本電解<5759>、三井ハイ<6966>の損益を確定する一方、アジアクエ<4261>とエフコード<9211>に追撃買いを入れており、後場は大引けにかけ下げ渋りから上昇に転じたGEI<9212>とリスタート関連の空港ビル<9706>に買いを入れました。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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