米大幅利上げ観測後退し4日続伸
連休明け19日の東京市場は4日続伸しました。日経平均は173円高です。7月ミシガン大消費者信頼感指数の長期期待インフレ率が1年ぶりの低水準となったことで、大幅利上げ観測への警戒感が和らぎ、前週末の米株市場が大幅に上昇しことで買いが優勢でした。朝方に2万7000円に乗せた後は前週末終値近辺まで押し戻される場面がありましたが、その後は持ち直しています。
グロース株への買い続かず
今週は日銀金融政策決定会合とECB理事会、翌週にはFOMCが予定され、上値の買いは手控えられましたが、後場も高値圏で値を保っており、市場は悪材料を織り込み落ち着きを取り戻した様子です。ただ、原油などコモディティー価格上昇を背景に石油関連や資源株が上昇、防衛関連が買いを集める一方、電力などディフェンシブ株が売られ、グロース株の一角も下げに転じるなど買いが続きませんでした。
個別にも上値追いには慎重
来週にFOMCを控え、全般は膠着感の強い展開が強い展開が続くと考えられ、3月期企業の1Q決算が本格化するまでは個別物色ということになりますが、個別にも上値追いには慎重な姿勢が見られます。引き続き物色の流れを確認しながら値動きのいい中小型グロース株で値幅を狙う方針ですが、きょうは直近IPOのなかで目先底が入ったと見られるM&A総合<9552>とマイクロアド<9553>の2銘柄への追撃買いにとどめました。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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