2カ月ぶり2万8000円台回復
週末11日午前の東京市場は急反発、日経平均は754円高で約2カ月ぶりに2万8000円台を回復しています。米10月CPI(消費者物価指数)の伸びが予想を下回り長期金利が急低下、前日の米国株市場でダウが1200ドル高、ナスダックにいたっては7.3%を超える大幅高になったことを受け、リスクテイクの動きが強まりました。高寄りの後も先物買いを交えて一時上げ幅を880円超に広げています。
値上がり銘柄7割弱にとどまる
個別では米ハイテク株高を受けてレーザーテックをはじめとした半導体関連が軒並み大幅高に買われたほか、引き続き好決算銘柄が個別に物色されました。ただ、JR株や電鉄、空運などリスタート関連に安い銘柄が目立ち、決算が悪化、あるいは予測に届かなかった銘柄は売られていることで、プライム市場の値上がり銘柄数は1222と7割弱にとどまっています。IPO関連も朝高の後下げ幅を縮め下げに転じる銘柄もあり、前場は日ビジネスシス<5036>やeWeLL<5038>、マイクロ波<9227>の利益を確定、東映アニメ<4816>、GEI<9212>の損失を確定して、買いは芝浦メカ<6590>のみにとどめました。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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