世界的金融相場が終わった転換の年
2022年の東京市場は欧米のインフレ高進に伴い、世界的な金融相場が終わった転換の年になりました。日経平均は年間で2697円下落しています。金融引き締め緩和や打ち止め期待からリバウンド局面はありましたが、2万8000円台では戻り売りに跳ね返され、2万6000円近辺を下限にしたボックス相場を形成しました。年末には日銀の金融政策修正が実質利上げと受け止められ、掉尾の一振は不発に終わり、ボックス下限で取引を終えています。
23年はインフレ克服して底入れする年
年明けも欧米景気減速懸念が拭えず、日銀金融政策への警戒もくすぶっており、インフレ動向睨みの不安定な状況が続くでしょう。新型コロナ感染が足かせになっている中国経済が持ち直したとしてもエネルギー需要増による資源価格上昇がインフレを再燃させるとの見方もあります。ただ、大きな流れとして23年はインフレを克服して底入れする年と期待されており、ロシア、ウクライナが停戦ともなれば状況は一変するでしょう。
下値を警戒しながらの銘柄選別
当面は下値を警戒しながらの銘柄選別が必要ですが、短期で値幅を狙う当欄の趣旨から、世界景気動向に左右されにくい内需系グロース株を中心に推奨銘柄をピックアップしていく考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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