円安や決算堅調で続伸
25日の東京市場は小幅に続伸しました。日経平均は26円高です。為替が円安基調にあり、主要企業の決算が堅調なことから買いが先行しました。ただ、朝方に上げ幅を210円超に広げ、年初来高値を更新した後は伸び悩み後場はじり貧です。米国では大手ハイテク企業の決算、国内も主要企業の3月期決算発表が本格的に始まることから積極的な買いは手控えられました。巨額の預金流出が明らかになった米地銀のファースト・リパブリック・バンクが時間外で急落したことも、投資家心理を冷やしています。
決算の内容と株価の反応をチェック
上値は重いものの終始前日終値を上回って推移したことで、底堅さは意識されましたが、個別にも伸び悩む銘柄が多く、プライム市場の値上がり銘柄数は前引け段階の1371から大引けでは1079に減りました。前期4割営業減益ながら、今期Ⅴ字型回復を見込んだことが評価されたニデックも上昇して引けたものの、高く始まった後は失速しています。ただ、決算を手掛かりにした個別物色は活発で、3月期決算の内容と株価の反応をチェックして、好業績銘柄の買い場を探る方針です。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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