大幅続落しほぼ全面安
3日の東京市場は大幅に続落しました。日経平均は548円安です。フィッチによる米国債格下げを嫌気して米国株市場で主要指数が大幅に下落したほか欧州株も全面安商状で、リスク回避の動きが続きました。国内長期金利が上昇していることも逆風になり、主力株を中心に大きく売りに傾いています。下げ渋る場面はありましたが、大引けにかけ売り直され、きょうの安値圏で取引を終えました。プライム市場の値下がり銘柄数は1666と9割以上を占めるほぼ全面安商状です。
サンリオがストップ高比例配分
ただ、主要企業の決算はおおむね堅調で、1Q営業益2.5倍で通期予想と配当を引き上げたサンリオが大量の買いを集めストップ高比例配分になるなど、好決算銘柄の反応は悪くありません。前場は売り買いとも手控え様子を見ていましたが、後場は下げ渋りから上昇に転じてきたソシオネクスト<6526>に打診買いを入れました。米7月雇用統計発表を控えあすは様子見ムードが強まりそうで、長期金利が高止まりしていることも警戒されますが、地合いとは関係なく決算内容と株価の反応をチェックして、ジックリ買い場を探る方針です。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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