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大幅反落し調整色
前週の東京市場は大幅に反落しました。日経平均は前の週から1022円下落しています。米7月生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったことをきっかけに米長期金利が上昇、フィッチによる米銀格下げや恒大集団の米国での破産申請など悪材料が相次ぎ、円安進行も1ドル145円を超える水準では輸入物価上昇に伴うインフレ圧力の強まりから日銀の金融政策修正が意識され、国内長期金利も上昇しており、フォローにはなりませんでした。下値抵抗ゾーンだった3万2000円を割り込み、週足は長い陰線を引いており、調整色を濃くしました。
下落局面は仕込み場
週明けは手掛かり材料に乏しく、24日からはジャクソンホール会合が開催されることから、様子見ムードが強いなか軟調な展開が続きそうです。ただ、中長期的に上昇トレンドは維持されており、ここからの下落局面は仕込み場になるでしょう。全般底入れを待ちながら、決算発表のあと押し目を入れている好業績銘柄の切り返しを狙う方針です。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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