3週続落もひとまず下げ止まる
前週の東京市場は3週続落し調整色を強めました。日経平均は前の週から862円下落しています。米10年債利回りが4.8%台と16年ぶりの高水準に上昇したことが重石になりました。週明け2日は米政府閉鎖回避を好感して一時500円超上昇したものの、急失速して下げに転じて引け、3日、4日と大幅に続落、3万400円台まで水準を切り下げています。ただ、5日は短期的な突っ込み警戒感が強まっていたところに米長期金利上昇が一服したことで急反発、週末は3連休を控え様子見に小幅反落しましたが、ひとまず下げ止まるかたちになりました。
直近高値から急落した銘柄中心にリバウンド狙い
注目の米雇用統計は予想を大幅に上回ったものの、失業率が予想以上で賃金の伸びが鈍化したことから金利上昇が限られ、米国株市場ではハイテク株を中心に買戻しが強まりました。ただ、11日にFOMC議事要旨、12日には米9月消費者物価指数(CPI)の発表が予定されています。連休明けは自律反発の動きが強まると考えられますが、米長期金利と市場の反応を確認しながら、引続き直近高値から急落した銘柄を中心にリバウンドを狙いたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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