利益確定売りに大幅反落
7日の東京市場は5日ぶりに大幅反落しました。経平均は436円安です。前日までの4日間で2000円あまり上昇していた反動で利益確定売りが優勢でした。前日の米国株は続伸ながら長期金利が再上昇したことから、一時下げに転じるなど上値が重く、中国株安も買いを手控えさせています。前場は下げ渋る場面がありましたが、時間外の米株価指数先物安が重石になり、後場はじり安でほぼきょうの安値で引けました。プライム市場の騰落銘柄数は値下がりが約75%を占めています。一方で新興グロース株は底堅く、グロース250指数は小幅ながら上昇しました。
IGポートや野村マイクロは底堅い
日経平均はトレンド転換しており、短期的な過熱感からの一服ですが、米長期金利に影響を受ける状況に変わりはないようです。米10年債利回りは4.5%台まで低下したあと再び4.6%台に上昇しており、引き続き米長期金利に睨みで物色の方向を確認しながら、好決算銘柄に個別に対応していくことになるでしょう。推奨銘柄ではIGポート<3791>や野村マイクロ<6254>、クオルテック<9165>が続伸するなど底堅い動きでしたが、AIメカ<6227>や三菱重<7011>当面の利益確定売りに反落しました。決算内容と株価の反応を確認しながら候補銘柄の買い場を探っており、きょうはレーザーテク<6920>とトランザク<7818>に追撃買い、英和<9857>に打診買いを入れています。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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