米株安引き継ぎ利食いに大幅反落
21日の東京市場は大幅に反落しました。日経平均は535円安です。米国株市場で主要指数が10日ぶりに反落した流れを引き継ぎ、利益確定売りが優勢になりました。米長期金利の低下はポジティブながら、日米金利差縮小に伴い為替が一時142円70銭台と円高に振れたことが輸出株へのアゲンストです。主力輸出株を中心に売りが広がり、プライム市場の値下がり銘柄数は1300を超え、全体の約8割を占めました。
年末ラリーへ期待継続
自動車株をはじめ輸出株に安い銘柄が目立ちましたが、紅海運航停止に伴う運賃上昇観測から海運株が高く、半導体関連ではナスダック指数は下落ながら、好決算を発表した米マイクロンが時間外で上昇したことを受け、レーザーテク<6920>が逆行高、他関連銘柄も底堅く推移しました。日経平均は大幅安ですが、5日線、25日線レベルで踏み止まっており、年末ラリーへの期待は継続しています。
JETが後場一段高
引き続き半導体関連を中心に動きのいいグロース株を個別に狙う方針で、前場に撃買を入れたJET<6228>とQPS研<5595>が後場一段高となっており、後場はレーザーテクやさくらネット<3778>、IGポート<3791>、コクサイエレ<6525>に追撃買いを入れました。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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