朝安のあと押し目買いに3日続伸
31日の東京市場は3日続伸しました。日経平均は220円高です。米国株市場ではダウが連日で最高値を更新する一方、ナスダック指数は反落、決算を発表したマイクロソフトやアルファベット、AMDが時間外取引で急落したことも響き、半導体関連などハイテク株を中心に売りが先行しました。FOMCの結果発表やパウエルFRB議長の会見を前に持ち高調整の売りも出て、3万6000円を割り込んでいます。ただ、下値を売り込む動きはなく、押し目買いに前引けにかけ下げ幅を縮め、後場中盤からは上値追いになりました。
フジオーゼとM&A総研がストップ高
決算発表銘柄は内容で明暗を分けていますが、反応は悪くなく、推奨銘柄では好決算を発表したフジオーゼ<7299>とM&A総研<9552>がストップ高、三菱重<7011>も堅調でした。あすはFOMCの結果とパウエルFRB議長の会見を受けた市場の反応を確認しての対応になりますが、きょうの強い動きで下値不安は薄れています。引け後にアドテストとレーザーテックが通期予想を上方修正し、先行き一段の需要拡大を示唆するコメントをしており、半導体関連を中心に有望銘柄の買い場を探る考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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