米CPI予想上回り反落
14日の東京市場は4日ぶりに反落しました。反落、日経平均は260円安です。米1月消費者物価指数(CPI)が予想を上回り早期利下げ観測がさらに後退、長期金利上昇を嫌気して米国株市場でダウが500ドルを超える大幅な下落になったことを受け、売り優勢で一時370円近く下落する場面がありました。ただ、ドル円が150円台と円安に振れていることは輸出株の追い風で、半導体関連への買いが下値を支え、後場中盤からはやや下げ幅を縮めています。
スクリーンが連日の最高値
指数採用の一部の銘柄に偏った物色が続いていますが、前日の1000円超の上昇に対して押しは小さく、大崩れを回避することができました。推奨銘柄ではスクリーン<7735>が連日の最高値、アドテスト<6857>やレーザーテック<6920>も後場上げ幅を広げており、きょうはアドテストやレーザーテックローツェ<6323>、ソシオネク<6526>などの半導体関連に加え、通期上方修正のAIインサイド<4488>や大幅上振れ期待のサンリオ<8136>、高値買収提案が伝わった航空電子<6807>などにも買いを入れています。経済指標を受けた米長期金利の動向には注意が必要ですが、下値での買い意欲の強さが確認できました。引き続きAIに関与する半導体関連銘柄中心に噴き値局面を狙う考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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