先物主導で下げ幅広げ4万円割れ
6日の東京市場は大幅に続落しました。日経平均は492円安で4万円大台を大きく割り込んでいます。パウエルFRB議長の議会証言を受け、買い安心感が広がり米国株市場で主要指数が揃って反発した流れを引き継ぎ買いが先行しました。ただ、朝高の後は伸び悩み前引けにかけ先物主導で下げ幅を広げ、後場一段安で一時500円超に下げ幅を広げています。あすに2月米雇用統計発表を控え、日銀のマイナス金利解除が近いとの思惑が上値を重くしており、日米金利差縮小観測から148円60銭台まで進んだ円高が利食い急ぎの動きを助長しました。
急ピッチの上昇には変調
きょうの下げで目先天井を打ったかはまだ判断できませんが、高値からは900円幅で下落しており、急ピッチの上昇には変調をきたしました。相場をけん引してきた半導体関連は高値警戒感が強く意識され、後場戻す動きがなかったことから東エレク<8035>やレーザーテック<6920>、ディスコ<6146>をはじめ、高値圏にある半導体関連を周辺銘柄をいったん利益を確定しました。ただ、出遅れセクターや銘柄が買われたことで、TOPIXの下げは軽微にとどまっており、AIや宇宙開発関連で個別に動きのいい銘柄を狙う考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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