一気に売り圧力が強まり4ケタ近い急落
週明け11日午前の東京市場は急反落、日経平均は984円安です。週前週末の米国株市場でエヌビディアが利益確定売りに大幅に下落したことでハイテク株に売りが広がった流れを受け、半導体関連を中心に一気に売り圧力が強まりました。日銀の大規模緩和修正観測に伴い、ドル円が147円台を割り込む円高に振れていることも買いを手控えさせ、先物への売りを交えて4ケタ近い急落になっています。前ンびけ段階のプライム市場の値下がり銘柄数は1415と85%を占めるほぼ全面安商状になりました。
直近高値銘柄の切り返し狙う
日経平均は年始から押し目らしい押し目もなく7000円幅で上昇しており、4万円大台替えによる達成感から利益確定の流れに傾きました。当面はマイナス金利解除とこれに伴う円高を織り込む流れで、調整含みの展開が予想されます。ただ、下値では急ピッチの上昇に乗り遅れた投資家の買いが入ると考えられ、まずは全般下げ止まりを待ちたいと思います。前場は売り買いとも手控え様子を見ましたが、AI・半導体関連など直近高値銘柄の下げ止まりから切り返しを狙っていきます。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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