８日午前の日経平均は前日比２９円高、米利上げ観測の強まりに伴う円安を受け、小幅ながら反発しました。ただ、あすにメジャーＳＱ、来週にはＦＯＭＣを控え模様眺め気分が強く、引けにかけ上げ幅を縮めるジリ貧の展開、出来高は８億、売買代金は概算で８７００億円にとどまっています。
一方、ジャスダックが連騰記録を伸ばすなど、中小型株の個別物色が続いていますが、午前に指摘したように、中小型株相場の延長戦もいよいよ最終コーナーに入ったと感じています。ただ、仕上げの段階が最も値幅が出ますので、噴き値を狙える銘柄の短期張り、動きが鈍ってきた銘柄は手仕舞い、あるいはショートを狙うスタンスに変わりはありません。
ファンデリー（３１３７）、スカラ（４８４５）、デュアルタップ（３４６９）は下値狙いの噴き値待ち。一方、Ｎｕｔｓ（７６１２）は２５日移動平均を割り込み下降転換、高水準に積み上がった信用買い残が重荷になってきますので、急落に警戒が必要です。また、ヨコオ（６８００）は予想に反し買戻しに新値を取ってきましたが、長期線との上値かい離が大きく、利益を確定しておきましょう。
花咲 翁
