買戻しに反発
週明け22日の東京市場は反発しました。日経平均は370円高です。中東情勢への過度な不安が和らぎ、前週末の急落の反動から買戻しが優勢になりました。朝方に400円超上昇したあとは戻り売りに押され、わずかながらも下げに転じる場面があり、上値の重さが意識されましたが、時間外の米株価指数先物が堅調で大引けにかけ引き戻しています。プライム市場の値上がり銘柄数は1487と9割近くを占めたものの、半導体関連株は総じて安く利益確定売りが続きました。
さくらネットを早めに利益確定
突っ込み警戒感から自律反発に転じましたが、値の荒い不安定な動きで当面の底が入ったかはまだ状況を見極める必要がありそうです。前週末の米国株市場でエヌビディア株が10%の急落になった影響で、半導体関連銘柄は逆行安で厳しい下げになっており、きょうは値動きが鈍かったさくらネット<3778>を早めに利益確定しました。ただ、月末から始まる3月期企業の決算発表に備える一方、米長期金利と米テック株の値動きを確認しながら、半導体関連など急落した銘柄のリバウンドのタイミングも探りたいと考えています。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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