５日の東京市場は反発、日経平均は５１円高となりましたが、後場には一時マイナスに転じるなど上値の重い展開でした。日経平均はここ３カ月間続いてきたボックス相場の最下限から抜け出せず、依然として底割れが警戒される状況です。反騰には為替が明確に円安方向に反転するなどの支援材料、あるいは次の下値のフシ目までの値幅調整が必要なのかもしれません。
前日のＮＹ市場は反落し、為替も１１０円台半ばで円が高止まりしています。ただ、東証１部の売買代金は概算で２兆２３００億円と連日で活況のめどとされる２兆円を上回っており、主力株には押し目買いも入り始めています。きょうもマイナススタートとなりましたが、調整は最終局面を迎えたとの判断は変えていません。
従って、新規のショートは避け、ショートポジションがあれば買戻しのタイミングを図る局面で、新規の売り買いはとも手控えたいと考えます。ヨコオ（６８００）は１３００円割れから買戻し、１１００円台で買い転換。米金利を睨みながら、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ（８３０６）などメガバンクの突っ込み待ちです。
花咲 翁
