14日午前の東京市場は4日続落、日経平均は62円安で連日の年初来安値更新です。朝方はSQ算出に伴う現物買いが指数を押し上げプラスでスタートしましたが、米軍がアフガニスタンを空爆したことで、地政学リスクへの警戒感が引き続き強く、買い一巡後は小幅ながらマイナスに沈みました。前場段階の東証1部の売買代金は概算で1兆1000億円、売買高は9億8000万株で、SQを考慮すると商いは細っています。
下値は日銀ETF買いが支えており、ドル・円は109円台と円高進行が一服しており、きょうは小康状態を保ちそうです。ただ、地政学リスクが高まる状況ではショック安に備える必要があり、突っ込み買いでリバウンドを狙うスタンスに変わりはありません。一部、中小型で一本立ちが期待できる強い銘柄については下値を拾っていきたいと考えていますが、投資枠には余裕を持たせましょう。
三菱UFJFG(8306)をはじめメガバンクはあくまで突っ込み待ち、追撃は禁物です。一方、動物高度医療(6039)は下値に打診買い。
花咲 翁