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米保護主義へ警戒も下げ渋る
7日の午前東京市場は小幅に反落しました。日経平均は40円安です。米国家経済会議のコーン委員長が辞任するとの意向が伝えられ、米トランプ政権による保護主義への警戒感が強まったことで円が強含み、売りが優勢になりました。一時下げ幅を215円超に広げましたが、円高が一服すると急速に下げ渋り、プラスに浮上する場面もありました。
出直り基調も方向感に乏しい
外部要因の悪化で売りが先行しましたが、その後は引き戻し、日経平均は5日移動平均の攻防となっており、出直り基調は継続していると見ていいでしょう。ただし、先物主導のインデックス売買に振らされる状況に変わりはなく、方向感に乏しい展開です。
2番底とはまだ確認できず
大きく値を崩した銘柄のなかからリバウンドを狙える対象を探るタイミングにあることは間違いありません。ただ、前日安値が2番底になったのかは、まだ確認できたとは言えず、全般は今少し様子を見極める必要があるでしょう。
中小型は資金逃避を警戒
前日に反発した中小型株については動きが鈍っている銘柄が多く、資金逃避が警戒される状況です。上値を出し切ったと見られるヨータイ(5357)やテクノHR(6629)に加え、東海カーボン(5301)などはショートを狙っていいでしょう。一方、当面の底値圏で長い陽線を引いたヤクルト(2267)やユニオンツール(6278)に打診買いを入れてみたいと思います。
花咲 翁
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