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後場さらに下げ幅縮める
25日午前の東京市場は反落しました。ただし、日経平均は62円安と後場に入ってさらに下げ幅を縮めています。前日のNYダウが400ドル超の下げになったにもかかわらず底堅い動きで、騰落銘柄数は値上がりが1077と値下がり894を上回りました。為替が109円台まで円安が進み、断続的に入る海外勢の買戻しが下値を支えているようです。
円安進行のなか輸出株売られる
もっとも、物色は内需ディフェンシブセクターが中心で、今一つ盛り上がりに欠ける展開でした。東証1部の売買代金は概算で2兆4679億円にとどまっています。1ドル=100円を前提に13%営業増益見込んだ日本電産(6594)が小幅ながら反落するなど、円安が進行するなかで、好業績の輸出株が売られたのがきょうの象徴的な動きで、米ハイテク株の影響もあるでしょうが、ゴールデンウィークを前にリスクをとる動きが限られていると感じさせます。
東エレクはコンセンサス上回る
ただ、きょう引け後に決算を発表した東京エレクトロン(8035)は19年3月期30%営業増益を見込み、市場コンセンサスを上回りました。決算を手掛かりにした好業績銘柄見直しの呼び水になる可能性があり、あすの株価の反応を見守りたいと思います。ピックアップ銘柄のソウルドアウト(6553)、シスメックス(6869)やデイトレ候補銘柄を含め、まずは物色の流れを見極めたうえで投資スタンスを判断したい考えです。
花咲 翁
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