買戻し優勢も上値は重い
31日午前の東京市場は3日ぶりに反発。日経平均は93円です。前日のNY株が急反発した流れを受け、短期的な突っ込み警戒感から買戻しが優勢になりました。ただ、手がかり難で戻り売りに上値は重く、2万2100円台の狭いレンジでもみ合っています。取引時間中に円が強含んだことも上値の買いを手控えさせました。
強いトレンドの銘柄に資金集中
MSCIリバランスを通過すれば、一旦アク抜けにつながる可能性はありますが、テクニカル指標は悪化しており、米雇用統計などの重要スケジュールや欧州政治リスクや米朝首脳会談開催に向けた動きへの警戒は解けず、積極的な買いポジションは取りづらいことも否めません。主力株の上値は重く、中小型も需給が悪化していることから、やはり、強いトレンドの銘柄に資金が集中する傾向が強まりました。
ソウルドアウトは最高値うかがう
ピックアップ銘柄ではソウルドアウト(6553)が買い進まれ、再び最高値をうかがっており、シスメックス(6869)もさ??下渋りました。短期値幅取り候補も上昇基調をキープしている逆行高銘柄をピックアップしており、8割方の銘柄が続伸しています。前場の値動きを見ながら、より強い銘柄に資金をシフトしていきたいと考えており、そのなかでも連日の最高値更新し、中小型好業績株をけん引している東海カーボン(5301)を当面の注目銘柄に加えたいと思います。
花咲 翁
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