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終始売り優勢で後場下げ幅広げる
25日の東京市場は続落、日経平均は178円安です。NYダウの反発を受け小高くスタートしたあとは終始売り優勢の展開で、後場に入って200円超に上げ幅を広げる場面もありました。トランプ政権がハイテク製品などの中国輸出や中国による対米投資の制限を検討していることが伝わるなど、米中貿易摩擦問題への警戒感が強まり、為替が109円台半ばの円高に振れたことも重しになっています。
中小型も値崩す銘柄目立つ
原油市況高を背景に石油株や資源開発関連の一角が買いを集めたものの、売買代金は2兆円を割り込むなど、全般に見送られ、東証1部の83%を値下り銘柄が占めました。中小型株も利益確定の流れが強まり、連日で最高値を更新していたALBERT(3906)が後場にストップ安に売られるなど、高値圏にある銘柄が値を崩すケースが目立っています。直筋IPOではメルカリ(4385)が安値を更新したほか、ZUU(4387)も一時ストップ安まで売られました。
Olympicがストップ高
ピックアップ銘柄のシスメックス(6869)やソウルドアウト(6553)、ファイバーゲート(9450)も上昇基調は維持していますが、いずれも反落となっており、あすの動き次第ではいったん損益を確定する必要が出てきたと考えています。一方、短期値幅取り候補はシェアリングT(3989)、CPS(9740)の利益を確定し、学情(2301)を見切りました。打診買いを入れたOlympic(8289)がストップ高で引けましたので、あすの動きを見て判断したいと思います。
中小型株も需給状況は悪化しており、銘柄選別がより重要になってきました。慎重な対処に加え、割り切りも必要になってきたと感じています。
花咲 翁
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