希望を感じたバイデン大統領の演説
バイデン大統領は就任から100日に合わせて今後の施政方針を示す演説を行った。高齢を感じさせない自信に満ちた演説であった。アメリカの国民は明るい未来に希望を感じたのではないだろうか。
演説ではまず「今、100日がたちアメリカは再び動きだした。危険を可能性に、危機を機会に、挫折を力にする」と述べた上で、「我々は既に成果を目にしている」として、政権による新型コロナウイルス対策で危機的だった状況が大きく改善しているとアピールした。特に中間層を重視し、格差の是正に取り組む政策を進める方針を示した。
大規模な予算計画
バイデン大統領は「アメリカの企業や1%の富裕層にも公平な負担をしてもらう時が来た。富を築くことではなく、労働に報いる形にする」と方針を述べた。「私たちは過ちを正すことができる。私たちは人々を良い仕事に就かせることができる。私たちは安全な学校で子どもたちに教えることができる。私たちは、死を招くウイルスを克服できる。私たちは仕事に報い、中産階級を再建し、すべての人に医療を確保できる。私たちは人種間平等を実現し、再び米国を、世界に善をもたらす指導力のある国にすることができる」とアメリカを世界の見本となる国にできるのだと力説した。そして、雇用の創出に向けた巨額のインフラ投資や子育て世帯などを支援する大規模な予算計画を示して実現への理解を求めた。
最先端の研究開発部門も新たに作るべき
バイデン大統領は「数十年前、アメリカはGDPの2%を研究開発に投資していたが、いまは1%にも満たない。中国やほかの国々が急速に差を縮めている。私たちは、先端的な電池やバイオテクノロジー、コンピューターチップ、クリーンエネルギーといった将来のための製品や技術を発展させ、優位に立たなければならない。アルツハイマー病や糖尿病、それにガンの予防や治療の改善につなげるための最先端の研究開発部門も新たに作るべきだと考える」と述べた。
独裁者たちに未来はない
バイデン氏は自身の全体的な政権課題を民主主義と独裁主義の闘いと位置付ける。中国の習近平国家主席やロシアのプーチン大統領などの独裁者たちに未来はないと暗に言っている。
菅総理もバイデン大統領のように目指すべき明るい将来像を示すことが重要だ。
潮流銘柄は?
潮流銘柄はヒト・コミュニケーションズHD(4433)、アーレスティ(5852)、日本電波工業(6779)。
5月10日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。
岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール
1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。20年間にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。
2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。
また、個人投資家に投資情報や個別銘柄の助言業務を行っている。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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