潮流|証券市場新聞

コンドラチェフの長期波動理論とは?

コンドラチェフの長期(50~60年)波動理論は、インフラ投資の循環とも考えられる。日本の景気循環理論の第一人者である、三菱UFJモルガン・スタンレー証券景気循環研究所長の嶋中雄二氏の研究内容を見ると非常に興味深い。

長期波動はインフラ投資の循環ともいえる

コンドラチェフの長期波動理論に基づいて考えた場合、長期波動はインフラ投資の循環ともいえることから、固定資本形成率(固定資本形成/GDP比率)をもとにバンドパス・フィルターを用いて各国・地域長期波動を抽出してみると、日本は、平均周期は56年で、足元は2000年をボトムとした上昇局面にあり、2028年まで上昇し、その後、下降局面となる可能性がある。

米国は2034年まで上昇?

米国の長期波動は、平均周期は52年で、足元は2008年をボトムとした上昇局面にあり、2034年まで上昇が続き、その後、下降局面となるとみられる。また、英国の長期波動は56年の周期で、2000年をボトムに上昇に転じており、2028年にかけて上昇が続き、ここをピークに下降局面に転じることが見込まれる。

ユーロ圏、中国、インドの長期波動は足元で下降局面

一方、ユーロ圏、中国、インドの長期波動は、足元で下降局面にある。ユーロ圏の周期は48年で、2013年をピークとして下降に転じており、2037年まで下降局面が続き、その後、上昇に転じることが見込まれる。また、中国の周期は72年で、直近のピークは2011年となっており、2047年まで下降し、その後、上昇に転じることになるだろう。インドの周期は54年で2005年をピークとした下降局面は2032年にかけて続くが、ここをボトムに上昇に転じることが予想される。

世界全体で足元は2006年をボトムとした上昇局面

世界全体で見ると、長期波動の周期は50年で、足元は2006年をボトムとした上昇局面にある。上昇は2031年まで続き、その後、下降に転じることになる。
2031年に向けた上昇局面では、米国、日本、英国の長期波動の上昇が続く一方(日英は2028年まで)、ユーロ圏、中国、インドの下降が続くなど、対照的な動きとなる。その後の下降局面では、日本、英国の下降が続くほか、米国も下降局面となる一方、インドが2032年をボトムに、いち早く上昇に転じることになる。2050年にかけて、インドの強さが際立ってくる可能性がある。

潮流銘柄は?

潮流銘柄は日本色材工業研究所(4920)、ドリコム(3793)、手間いらず(2477)。

12月2日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、
ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。17年以上にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。
また、個人投資家に投資情報や個別銘柄の助言業務を行っている。




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