潮流|証券市場新聞

首位を獲得した富岳

久しぶりの明るいニュースだ。スーパーコンピューターの計算速度を競う最新の世界ランキングで理化学研究所と富士通が開発した「富岳(ふがく)」が首位を獲得した。世界一となるのは日本として8年半ぶりのことだ。
高速コンピューター開発を主導する米国と中国に日本の底力を見せつけた。1990年のバブルの崩壊と共に日本の技術力は衰え、国力や学力や経済力はもはや先進国とは言えないほど落ちぶれた。今回の朗報はまだ日本には世界に誇れる技術者がいることを示してくれた。

失われた20年を取り戻せ

現在のネット社会においてスーパーコンピューターの進化は新しい薬や素材の探索、人工知能(AI)の活用などに革新をもたらす。ネットビジネスで出遅れた日本が今後、富岳の計算力を企業や大学が優れた成果につなげていけるかが問われる。富岳は1秒間に41.5京(京は1兆の1万倍)回の計算性能を示し、2位の米「サミット」(14.8京回)に大差をつけた。世界では次世代の高速計算機である量子コンピューターの開発も進んでいる。デジタル技術が社会を変えるなか、日本として高速コンピューターの技術をどう開発し、活用していくか、中長期の戦略を立て、日本経済の失われた20年を一つひとつ取り戻さねばならない。

政府は全面的に支援しろ

そのために政府は教育と研究開発に資金を惜しむことなく提供することだ。日本には優秀な人材がたくさん埋もれている。能力のある人材を子供の頃からバックアップし、育てることは日本の将来にとって極めて重要なことだ。家庭の問題で十分な教育が受けることができないという事はあってはならない。大学で専門分野を学び研究する費用は政府が全面的に支援する必要がある。

研究開発無くして日本の未来はない

研究開発無くして日本の未来はない。今回のコロナ禍で国境が遮断されると国外から日本に物資が入ってこない。日本の国民生活を守るためには日本独自で生きていく術を持たねばならない。そのためには内需を喚起する政策に舵を取ることだ。政府は国民の生活水準を高めることに全力で取り組むことが求められる。政府はコロナ禍後も大胆な財政出動(政府支出)を行い技術国家、日本を取り戻すために壮大なビジョンを描き実行するのだ。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はネットイヤー(3622)、ビリングシステム(3623)、LTS(6560)。

6月29日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。20年間にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。
また、個人投資家に投資情報や個別銘柄の助言業務を行っている。




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