コロナショック前以上に上昇した銘柄多数
今年はコロナ禍という過去に経験したことのない異例の年だ。そのような状況だからこそ恩恵を受ける会社も多数あり、株価が大化けすることもある。今が千載一遇のチャンスかもしれない。株式市場はコロナショックから大暴落となったが、政府が過去最大規模の経済対策と財政支出を打ち出したことで、コロナショック前の水準以上に上昇した銘柄も多数ある。
テラの株価は安値から18倍
特に新興市場(ジャスダック、マザーズ)にはベンチャー企業が多く、その中には株価が10倍上になるいわゆる「テンバガー」と呼ばれる銘柄も出てくるだろう。新興市場を対象に年初来安値からの上昇率ランキングを見てみるとある共通点が見て取れる。1位のテラの株価は今年の安値から18倍となった。テラはバイオベンチャーで新型コロナウィルス感染症に対する幹細胞治療・臨床試験を開始したという材料がきっかけで大相場となった。
テレワークで恩恵受けるBASE
2位のBASEはECサイトの制作のシステム運営を行っており、コロナ禍でテレワークが急増したことが、売上増加につながり、株価は7倍になった。3位のプロルートはバイオベンチャーと代理店契約をかわしたというニュースで株価は5倍になった。4位の小僧寿しは債務解消から14円の株価が5倍となった。5位のPSSは新型コロナPCR検査装置を提供しており、株価は約5倍になった。
テイツーは22円の株価が4倍
6位のテイツーは古本チェーンを営んでおり22円の株価が4倍になった。7位のロコンドは靴・衣料品の通販サイトを運営している。業績上方修正をきっかけに株価は4倍になった。8位のVEGAは家具のネット販売で赤字から黒字転換となり、株価は4倍になった。9位のFRONTEOはAIシステムを利用し、新型コロナ研究で450種の候補化合物を発見。赤字から黒字転換となり、株価は4倍になった。10位のJストリームは娯楽・ビジネス情報のネット動画配信を行っており、株価は4倍になった。
トップ10の注目ポイントは?
これらトップ10の注目ポイントは新型コロナ感染の検査・予防・治療関連株。テレワーク・巣ごもりで需要が伸びたネット関連株。赤字から黒字転換した業績変貌株。この3つのポイントを捉えて、これから「テンバガー」を狙える銘柄を発掘できそうだ。
潮流銘柄は?
潮流銘柄はクルーズ(2138)、カヤック(3904)、メタップス(6172)。
8月10日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。
岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール
1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。20年間にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。
2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。
また、個人投資家に投資情報や個別銘柄の助言業務を行っている。
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