記者の視点|企業速報 証券市場新聞

アップルの今後の戦略を見極める【記者の視点】

 円安から朝寄りは153円高近く日経平均が上げ幅を拡げたが、その後は伸び悩む展開となった。10日にパウエルFRB議長の議会証言を控えており、ここから1ドル109円を抜けて円安が更に進む可能性は低く、指数的には膠着状態になるのは仕方ない。ナイトセッションでは先物で2万1500円を割れており、方向感が見えるまでは上値の重い状況が続こう。
 個別では円安が進んだものの、東京エレクトロン(8035)や村田製作所(6981)、太陽誘電(6976)、キーエンス(6861)など電子部品関連の下落が目立った。週明けのニューヨーク市場でアップル株がiPhoneの不振を理由による投資判断引き下げから下落した流れを引き継いでいる。Android端末はミドルレンジと言われる低価格端末が人気を集めていることから、高額なiPhoneの不振が鮮明化しており、日本国内でも通信料金と端末購入代金の分離からiPhoneの販売が落ち込むと見られている。ただ、これらは織り込んだ材料。アップルは低価格端末の開発が噂されており、この動向が次第ではiPhoneの巻き返しは十分考えられる。電子部品はアップルの動向だけではないが、ここから一段と下落することは考えにくい。
 引き続き11日の安川電機など2Q決算の動向も注視することになろう。




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