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買い上がる投資家が不在【記者の視点】
3連休明けの東京市場は軟調な動きとなっている。ニューヨーク市場は連日で最高値を更新、上海市場も下げているとはいえ前日上昇の反動であり、為替も1ドル107円90銭と108円割れながら、その水準から大きな変動はない。先週、決算悪から売られていた安川電機も反発しており、明確な売り材料はない。相変わらず薄商いが続いており、市場参加者が少なく、買い上がる投資家が不在のなか小口売りで値を下げている印象だ。
個別では個人の持ち株比率が高い日本郵政とかんぽ生命の安値更新が象徴的。本来は国内で一番信頼できる金融機関だっただけに今回の不祥事による信用失墜は大きい。
引き続き米国での4~6月決算では17日のASMLホールディング(半導体製造装置)、18日のマイクロソフトあたりが注目されそうだが、国内では取り敢えず参院選通過を待つしかない。
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