目次
売り叩けないが手掛かり材料難【記者の視点】
新型コロナウイルスの感染拡大から週末の225先物ナイトセッションでは2万3490円で引けており、この日の寄りでも2万3500円前後の寄りで見られていたが、19年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値の急減がダメ押しとなった。増税後とあってGDPの悪化は想定内だが、感染拡大による業績悪懸念が買いを手控えさせるなかで、先物売りから指数を下げさせる格好の売り材料にされた格好。ただ、上海と香港ハンセンは底堅く、この水準から一段と売り叩けない状況にもなっている。
個別では感染防止関連が買われる一方で、オリエンタルランド(4661)の安値が象徴するようにインバウンド関連の下げがきつい。テレワーク導入が話題になるように、外出手控えは行楽に絡む業界にはきつい。連日、感染拡大ペースが鎮静化するまではこのような動きが継続するかも知れない。
今晩はニューヨーク市場が休場で大きな動きはないうえ、3Q決算一巡で手掛かり材料難。今後、気温の上昇とともに感染も鎮静化するとみており、過度に悲観はしないが、できる限り引き付けて押し目を拾いたい。
大阪・船場発の経済情報マガジン 経済市場新聞 economypress
「新時代になった株式市場に大チャンスが来る」2月22日(土)第4回 株式セミナー in大阪
コメント