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大きな嵐は過ぎ去る?【記者の視点】
この日は日経平均で一時1万9000円割れとなり悲壮感が漂っていたが、NYダウ先が午後から上げ幅を拡げたことや上海市場などアジア市場が揃って買われたことから急速に戻す動きとなった。前日はNY市場でサーキットブレーカーが初めて発動されたが、大引け後にトランプ大統領が10日に連邦議会の幹部らと所得税の減税などの経済対策について協議する考えを表明。中国でも新型コロナウイルスの感染者が終息に向かいつつあることが買い戻しに繋がったようだ。チャート的には売られ過ぎであり、個別では証券株や電子部品、トヨタなどの輸出系が買い進まれたことが明るい材料だ。不安要因は多いものの、新型コロナウイルスの感染拡大への懸念がある程度後退すれば目先的な大きな嵐は過ぎ去るかも知れない。
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