日銀会合を織り込む展開【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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反発も戻り売りに押される

昨日の東京株式市場は朝方こそ反発しましたが、その後は戻り売りに押されました。前日で上場ETFの決算に伴う配当金捻出売りが終わり需給が改善。また、米国の主要3指数も4日ぶりに反発したことで安心感が広がってのスタートとなりました。日経平均は一時、前日比279円高の3万2468円まで上昇しましたが、しかし、5日線に届くことなく戻り売りに押されてしまいました。

短期、中期でも下降トレンドに転じる

この日は、4月以降右肩上がりを続けてきた25日線が下向きに転じてしまいました。前日の下落で6月27日安値のネックラインを割り込んだことで、テクニカルチャートでは6月19日と7月3日でダブルトップが確定しており、リバウンド局面では戻り売りが出るのは仕方ありませんが、5日線に続き25日線も下向きに転じてしまったことや、週足チャートでも5週線が下向きに転じてしまい、短期及び中期トレンドでも下降トレンドに転じたようです。
となると週足一目均衡表の転換線が位置する3万1689円や13週線が走る3万1212円を目指す展開を覚悟せねばならないようです。

失速の理由は円高進行だが…

失速の理由としてはドル円が140円まで円高進行したことが挙げられましょう。昨日で5日線と20日線がデッドクロスし、40日線を割り込んできました。この下のサポートラインは13週移動平均線が走る139.36円、6カ月及び12カ月線が走る138.50円近辺ということになりますが、今月はこの6カ月及び12カ月線がゴールデンクロスしそうになっており、下値サポートラインとして機能するものと考えます。

政策変更が行われるか

いずれにしても焦点は今月末27~28日の日銀会合であり、政策変更が行われるのかどうかに市場の目が集まることになりそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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