当面、戻り売り【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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6日ぶりに反発

本日の東京株式市場は6日ぶりに反発しました。日経平均は9月15日高値(3万3634円)から昨日の安値(3万487円)まで、わずか12日間で3147円幅、率にすると9.35%もの暴落となりました。

セリングクライマックス状況で変化日とも合致

昨日お伝えしましたように25日線とのマイナス乖離率が6.1%、短期6日騰落レシオが35%と売られ過ぎシグナルが点灯。また、ボリンジャーバンドではマイナス3σ割れと明らかにセリングクライマックス状況でした。9月21日の当欄で日経平均は概ね33日サイクルで動いており、次の変化日は10月4日としたように日柄変化日とも合致しました。

リバウンドは8月安値辺りまで

さて、日経平均は6月高値の3万3772円から8月に3万1275円まで下落し、9月に3万3634円まで戻しましたが、今回の急落で8月安値を割り込みました。まだ、割り込んで3日目と日柄が浅く、リバウンドは8月安値の辺りまでと思います。仮に8月安値をブレイクしても3万1580円に走る26週線が大きな壁になるでしょう。短期・中期・長期トレンド全てが下向きに転じており、当面は押し目買い、噴き値売りで細かく売買を繰り返す必要があるでしょう。

益回りから米株価は高すぎ

それにしても敬老の日あたりからの米国金利の上昇には驚かされました。長期金利が4.8%ともなると株式益回りと比較して株を持つ必要はありません。NYダウはコロナショック時の1万8600ドルから昨年1月に3万6800ドルまで上昇し、その後、昨年9月に2万8725ドルまで調整しましたが、現在は3万3000ドル台です。昨年9月の長期金利は3.5%程度でしたので、今の株価は高すぎると思われます。

下値固めるのを待つ

当面は戻り売り対処で、下値を固めるのを待つ必要がありましょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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