メジャーSQ値は【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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乱高下の繰り返し

今週の東京株式市場は乱高下の繰り返しとなっています。月曜日に200円安、火曜日に455円安と合計655円安したかと思えば、昨日は2日分の下落幅を取り返す670円高で12月限メジャーSQ値は3万3000円台決着かと思われましたが、本日は円安で3万2000円台に戻ってしまいました。

直近SQ値は6カ月連続で3万2000円台

直近のSQ値を振り返ると6月限が3万2018円、7月限りが3万2484円、8月限が3万2013円、9月限が3万2921円、10月限が3万2360円、そして11月限が3万2454円と6カ月連続で3万2000円台での着地となっています。12月限こそは3万3000円台へと切り上がる期待がありましたが、明日がどのあたりで着地するのか注目となります。

明日のSQは荒れるかも

今回のこの乱高下ですが、12月限から3月限へのロールオーバーが進まなかった可能性があります。3月限先物の出来高をみると、先週までは日々2000枚程度でした。今週に入って7858枚→1万8466枚→2万0284枚と増加し、本日の日中取引が終了した時点で4万2206枚と増加しましたが、通常であればロールオーバーが進むことで、12月限よりも3月限の出来高が増加するはずなのに、今回は今日初めて3月限が12月限を上回ったに過ぎません。昨日段階の12月限の建玉残高が9万4775枚ありましたので、明日のSQは荒れるかもしれません。

下値模索回避へ正念場

日経平均は再度25日線を割り込んでしまいました。5日線とのデッドクロスが近づいており、SQ通過後の動き次第では下値模索が継続するかもしれません。それを避けるためにはSQ通過後にSQ値を上回る上昇が必要となります。明日のNYでは11月雇用統計の発表が控えており、手控え要因として意識されるかもしれませんが、ここは正念場であり、なんとか踏ん張って欲しいものです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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