日経平均、最高値更新【転ばぬ先のテクニカル】

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半導体値嵩株が日経平均押し上げ史上最高値

先週の東京株式市場は4週続伸し、日経平均はついに史上最高値を更新しました。22日早朝に世界中の投資家の注目を集めたエヌビディアの決算が発表されましたが、売上高が前年比2.3倍の609億2200万ドル(約9兆1400億円)という驚愕の数字となり、時間外取引で6%程度上昇したことで東京市場でも半導体値嵩株が急騰し日経平均を押し上げました。

4万円乗せ期待も調整してほしい局面

日経平均が終値ベースでもザラ場ベースでも最高値を更新したことで、未踏の青空相場に突入しました。こうなると次は4万円乗せが期待できることになる訳ですが、その前にソロソロ調整入りしてほしい局面です。足元の上昇は海外投資家のインデックス型の上昇です。ただ、本邦投資家は乗れていません。

個人は逆張りで売り上がる

2月16日段階の2市場の信用取引残高をみると、売り残が1兆円を超えています。上げ続ける相場を見ながら上げす過ぎとみて逆張りで売り上がっている個人投資家の姿が見て取れます。また、日経平均が史上最高値を更新した割に、22日のプライム市場の騰落は上昇1082に対し下落は518です。1/3の銘柄が下落しているということです。

AIバブルでその他大勢は蚊帳の外

更に、日経平均寄与度上位銘柄を見ると、東京エレクトロンが205円、ファーストリテイリングとアドバンテストが各々131円日経平均を押し上げており、上位10銘柄では682円もの押し上げという状況で、その他1500銘柄以上の銘柄が寄ってたかって154円寄与したに過ぎません。正にAIバブル花盛りといった塩梅で、その他大勢は蚊帳の外なのです。

突然、梯子外されることを念頭に

こうしたAIバブルが弾けた時、どんなことになるのか想像すると恐ろしくなります。相場は適度な押しや調整がないと続きません。そのため、ある日突然、梯子が外されることを念頭に置きながら先行きを考えていかねばならないでしょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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