上値の重さ確認する展開
本日の東京株式市場は現在の上値の重さを確認する展開でした。朝方は半導体中心に電気と海運が売られていましたが、金融やサービスなど幅広い業種が買われ、日経平均は一時前日比333円高の3万9866円まで上昇しましたが、後場に入ると一転先物中心に売られました。
SQ値と上に残した窓が鬼門
やはり3万9900円台のSQ値及び上に残した窓が鬼門となっており、越えられないとみるや戻り売りや利食い売りが持ち込まれました。時間外取引でNYダウ先物が軟調に推移したことや、香港ハンセン指数や台湾加権指数が大きく値下がりしたことが要因と思われます。
半導体規制強化で疑心暗鬼
11日のNY市場では米商務省がTSMCに対しAIなどの先端半導体の中国企業への出荷停止を命じたことが嫌気され、半導体SOX指数は2.5%程度下落し、主力のテック企業の株価も下げていました。バイデン政権においても中国への半導体規制が強化されたことで、トランプ政権に変わると更に厳しい規制強化の可能性が高まる訳で、市場は疑心暗鬼に陥りやすいということになります。
トランプラリー続くが…
また、米下院も共和党が勝利し、トリプルレッドになったことで、トランプ政権の政策推進がスムーズに進むこととなり、トランプトレードが続く可能性が出てきたことや、トランプ次期大統領が超対中強硬派マルコ・ルビオ上院議員を国務長官に指名したことも悪影響を与えたのかもしれません。いずれにしても米国市場はトランプラリーが続いていますが、鎖国主義的なトランプ次期政権は各国にとっては良いことずくめではないということを意識せねばなりません。
金融やゼネコンなど内需株主導相場
日経平均は一時、本日の高値から730円近く下げる場面がありましたが、TOPIXは大きな下げとはならず、大引けは小幅高であり、金融やゼネコンなど内需株主導相場ということでしょう。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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