目まぐるしい変化【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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売り先行も押し目買い入りプラスに転じる

本日の東京株式市場は3日ぶりに反発しました。151円台への円高進行もあり、寄り付きは売りが先行しました。日経平均は一時3万7801円(333円安)までありましたが、内需株中心に押し目買いが入り、プラスに転じました。

10月24日3万7712円安値を守れるか

日経平均のチャートポイントは10月24日の3万7712円安値を守れるのか、割れるのかです。

割れば二段下げ、割れなければ三段上げへ

8月5日の3万1156円からは3万9080円(9月2日)~3万5247円(9月9日)~4万257円(10月15日)と上値を切り上げ、その後は3万7712円~3万9884円(11月7日)~3万7801円(本日)と推移しているため、3万7712円を割り込むと上値切り下げの二段下げへと進むことになります。その場合は、9月9日の3万5247円近辺を伺う可能性が高まることになります。一方、3万7712円を割れずに4万257円を目指す展開になる場合は、8月5日安値を起点に三段上げへと向かう可能性が高まるため、10月24日安値に対する対応が非常に重要ということになります。

陽線包み足も底入れとはいかず

本日の日経平均は昨日の陰線を包み込む陽線包み足となりました。一昨日は天井型のアイランドリバーサル、本日は買いシグナルの陽線包み足と目まぐるしい変化ですが、アイランドリバーサルは上に2つ残しており、底入れという訳にはいかないと考えます。

アドテストの復活ないと三段上げは難しい

日経平均採用銘柄には崩れチャートが目立ってきました。10月後半から11月高値まで牽引したアドバンテストはわずか2週間で1700円幅、率にすると16%超もの下落となっており、25日線を一気に割り込んでしまいました。この株の復活がないと三段上げへ進むのは難しいと思われます。

個別物色で年末商戦関連銘柄

一方で、年末は「餅つき相場」や「掉尾の一振」と言われる通り、個別物色が盛り上がる時期です。山を見ず木を見る相場と言われる中で、現状、強いセクターは金融株、保険株など。そして明日からブラックフライデーということで、年末商戦関連銘柄が注目を集めることになるでしょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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