総裁選に翻弄されるマーケット【星野三太郎の株街往来】

東証|企業速報 証券市場新聞
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見ているだけで買うタイミングを逃した

菅総理の総裁選不出馬表明後に日経平均では2週間で2000円超の大幅上昇を演じた。次期政権への期待が背景にあるが、上昇を演出したのは外資による先物買いと、これと連動した225オプション取引でのコールの買い戻しが要因だろうから、今回の急騰場面を見ているだけで買うタイミングを逃したと投資家は多いだろう。

不甲斐ない野党

自民党の総裁に選ばれても次期衆院選で過半数を確保しないと首相にはなれないから、本来なら総裁選の時点で大騒ぎするのはおかしい。ただ、野党への期待感がゼロに近いのだから、日本の場合は自民党総裁=首相という流れが支配的になっている。本来なら野党が自民党の政策に対抗できるものを打ち出せば、与野党を超えて政策と次期政権への国民の関心がたかまるのだろうが、それが期待できない状況は情けない。

政策チェックは必要

しかも総裁選候補者全員が良い政策を打ち出している訳ではない。例えば20%から30%増税を打ち出しているのが高市氏。税金を取りやすいところから増税の印象は拭えず、こういった政策チェックは必要だ。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

by 株価チャート「ストチャ」

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