星野三太郎の株街往来~閉鎖的な世の中への不安

大証|企業速報 証券市場新聞

14日に熊本を襲った巨大地震。2011年に発生した東日本大震災と異なり津波の被害はなかったようだが、その後も震度5前後の余震が続き、日が経つにつれて今回の地震による被害の深刻さが伝わってくる。
最近は筆者が居住する大阪北部でも震度1~3クラスの地震が数回発生している。近い将来訪れであろう南海トラフ地震の前触れかと恐怖を感じるが、100%の地震予知が不可能な状況で普段の生活でできることは家具の倒壊防止や避難時における保存食の備蓄程度で、政府や自治体、周辺地域などからの迅速な支援体制が重要になる。安保関連法案で自衛隊の存在自体に否定的な意見があったが、もし組織がなかったら誰が救助できたのかと感じてしまう。災害救助の専門組織を作れという指摘もあったが、日頃の訓練とかで彼らにしかできないことが多く言うほど簡単ではない。
あとは地域住民同士の交流が希薄になったことも懸念される。最近では自治会に不参加のみならず、表札を付けなくなった家も増えている。誰が住んでいるのかも分らない状況で災害が発生すればどうるか。閉鎖的な世の中になったしまった弊害が心配だ。

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