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恵方巻きの大量廃棄
2月の行事といえば節分とバレンタインデー。毎年、この時期になると話題になるのが恵方巻きの大量廃棄。関西大の宮本勝浩名誉教授によると節分の恵方巻きについて、廃棄される商品が全国で約10億円分に上るとの推計をだしていた。この問題を各メディアが積極的に取り上げた影響かも知れないが、スーパーやコンビニの棚を覗いてみると、昨年よりはサイズが小さくなった恵方巻きが増えていた。
本部と消費者の両方のニーズを満たすのは至難の業
大量廃棄は恵方巻きだけではない。一昨年、会社の近所のオープンしたコンビニでは山積みになったメロンパンが筆者には異様な光景に映った。新製品のキャンペーンとはいえ、ビジネス街でメロンパンを買い求める人がどれだけいるのかは疑問。オープン当初、地方から脱サラでコンビニのオーナーなったご夫婦は「地域一番店を目指したい」と語っていたのが印象に残っているが、本部と消費者の両方のニーズを満たすのは至難の業。その結果、大量廃棄を招くとしたら、不幸としか言いようがない。
企業を評価するうえで売上至上主義からの脱却が必要。無駄をなくして環境に優しい取り組みが必要だ。
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