22日の東京市場は大幅に3日続落、NY株急落とドル安、原油安に見舞われ、日経平均は414円安とトランプラリー始まって以来、最大の下げになりました。値下がり銘柄数は1854とほぼ全面安商状でしたが、リスクオフの売りに東証1部の売買代金は概算で2兆6600億円、売買高20億5500万株に膨らんでいます。
ただ、NY株の下げは調整の範囲内で、日経平均は25日移動平均を割り込んだとは言え、ここ3カ月間続いているボックス相場のレンジ内にとどまっています。前日まで3日続落で、突っ込み警戒感から買戻しも入ってきますので、一旦打診的にリバウンドを狙ってもいいタイミングでしょう。
前日は全面安のなか、任天堂が気を吐いており、IPO人気で資金流入も続いています。中長期成長期待銘柄の下値を拾う基本スタンスに変更はありませんが、一本立ちが期待できる銘柄で値幅を狙うのもいいでしょう。一方で、高値圏で動きが鈍った銘柄は戻り売り、あるいはショートにもチャンスがあると見ています。
安川電(6506)、ホソカワミクロン(6277)は下値狙い一貫、スクエニHD(9684)は材料含み、アイティフォー(4743)、JFEシステムズ(4832)、スカラ(4845)ホープ(6195)は拾い場提供しています。一方、ヨコオ(6800)、シャープ(6753)はショートも念頭に戻り売り、Nuts(7612)は急落を警戒しましょう。
花咲 翁