225先物「ハチロク」の裏話~警戒強める日本株

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

「突っ込み買いの戻り売り」
トランプ氏は本気である。シリアに対してトマホークを発射したのに続き14日にはIS掃討のためアフガニスタンに核兵器を除けば最大級の破壊力を持つ大規模爆風爆弾(MOAB)を投下した。
トランプ氏は金正恩氏に「これ以上なめた事したら次はお前だ」と警告したと受け取れる。朝鮮半島の緊張感が過去になく高まっているので隣国の日本市場がリスクオフの状況になるのは仕方がないだろう。
23日には1回目のフランス大統領選があるし結果次第ではEUの崩壊にもつながる。「セルインメイ」の諺があるが暫くはそれらのイベントを見極める投資行動となろう。また、日本は4月の下旬からGWに入り休日が続くため積極的にポジションを抱える投資家は少ないであろう。
日経平均チャートでは5日線(1万8630円処)や一目均衡表の転換線(1万8680円処)で頭を抑えられる形となり典型的な下げパターンに入っている。為替も節目である1ドル110円をあっさり割り込み下値を探る展開となっており株だけが戻るとは想定できない。
しかし、テクニカル的には売られ過ぎのシグナルが点灯している。騰落レシオは75%台となり空売り比率も40%台を超えている。過去のチャートからすると一端はリバウンドが入りやすい状態になりつつある。
下落過程で1万8640円から1万8630円で「窓」が発生しておりこれを目指す展開は想定できる。
ただ、短期的な投資が主流になってきているので「戻り売り」の戦略で望みたい。今週のレンジは上は1万8750円下は1万8000円程度の見通し。終値で5日線を上回るまでは「突っ込み買いの戻り売り」だ。

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