株式市場の「変化」を読む~国際テクニカルアナリスト 武蔵 宗久氏

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

世界同時株高のスタートか?

 

日経平均は昨年12月以降、3カ月以上のレンジ相場を形成していたが、今年4月初めに、レンジの底を下に突き抜け、直近の高値から約1300円下落した。その後4月21日から4日間で、約850円急上昇した。
NYダウも、3月1日の高値から約700ドル下落した後、4月24日と25日の2日間で約450ドル急上昇している。最近の株式市場は、世界的に株価の変動幅が大きくなっている。この現状から、今後の株式市場において下降相場から上昇相場への「変化」を早期に捉えると共に上昇相場から下降相場への「変化」を的確にキャッチする必要がある。そこでこの「変化」を新値三本足で分析した。
この分析では、上昇相場の始まりは「陽転」のサインで、下降相場の始まりは「陰転」のサインで知ることが出来る。現在の日経平均は4月21日の1万8620円で陽転し、上昇相場がスタートした。NYダウは4月24日の2万763ドルで陽転し下降相場から脱出した。そして久しぶりの現象は、世界同時株高になる可能性だ。
4月24日にDAX(独)、CAC(仏)、SMI(スイス)、RTS(ロシア)、SENSEX(印)の各市場が陽転し、世界各国の株式市場の上昇が始まった。また気がかりな為替市場において、ドル円相場が4月24日の1ドル110円07円で陰転し円安相場がスタートした。

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