1Q好決算銘柄の押し目狙う【話題のテーマと狙える銘柄】

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年度後半相場に向けて注目できる好決算銘柄

主要企業の第1四半期(4~6月)決算発表がほぼ峠を越した。業種や個々の企業で濃淡はあるが、全般的には想定以上に好内容の企業が多かった。しかしながらフィッチによる米国長期債の格下げによる全般相場の急落により、好内容が株価に反映されていない銘柄が少なからず存在することだ。国内外のマーケットともに多くの投資家が夏休み入りとなり、目先は閑散相場となるものの、9月の年度後半相場に向けて注目できる好決算銘柄をピックアップしてみた。

任天堂はライセンス収入増加

期待以上の好決算となったのがゲームセクターだ。任天堂(7974)は第1四半期の連結営業利益で前年同期比82.4%増の1854億4100万円と大幅な増益で着地。ソフトでは「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」などのヒットに加えて、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の世界的大ヒットでライセンス収入も増加した。

カプコンは1Q大幅な増益

カプコン(9697)も第1四半期は営業利益で前年同期比99.4%増の240億4700万円と大幅な増収増益で着地、コナミグループ(9766)も連結営業利益で前年同期比22.2%増の171億5100万円と大幅な増益となっている。

防衛関連拡大の三菱重工

地政学リスク高まりから防衛関連が拡大しているのが三菱重工業(7011)で事業利益では前年同期比3.5倍の519億7500万円となった。

トヨタ自は上ブレ期待

トヨタ自動車(7203)は1四半期の営業利益が前年同期比93.7%増の1兆1209億円市場予測を上回り、大幅な増益を達成した。為替レートは1ドル125円が前提であることから通期予想は上ブレ期待が高まろう。
日本ハム(2282)は事業利益が前年同期比32.4%増の121億4000万円で着地し第2四半期累計に対する進捗率は61%であることから上ブレ期待が高まる。

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