「転ばぬ先のテクニカル」~下値サポートラインの機能試す

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

先週の日経平均は前週比144円安となりました。トランプ大統領による減税発言や堅調な経済指標を好感してNYダウは連日の最高値更新。2月9日から16日まで連日の上昇で565ドルも上げているにも関わらず、日経平均は逆に押される展開となりました。

当欄では強い相場につくのがセオリーとし、東証二部市場やジャスダック市場など小型株市場に強気とし、逆に東証一部市場に関しては上値の重さやNYと連動しない失望感の方が高まり、懐疑的な見方をご紹介してきました。

17日のNYダウは小幅ながら7日連続で過去最高値を更新していますが、NYの円相場は1ドル=112円80~90銭とやや円高に傾き、CME日経先物も大証比70円安の1万9130円で返ってきました。週明けは下値を試す動きから始まりそうですが、1万9100円がサポートラインとして機能するのかどうかが最大注目点です。

ここには一目均衡表・転換線が1万9162円に、25日線が1万9116円に、一目均衡表・雲上限が1万9112円に、一目均衡表・基準線が1万9084円にと下値支持線が収束しているところであり、ここを割り込むと下振れリスクが高まることになるでしょう。

下振れた場合の有力なターゲットは2月9日~10日に空けた窓(1万8991円)や75日線(1万8701円)、更に1月5日高値(1万9615円)~1月18日安値(1万8650円)の965円幅を2月13日高値(1万9519円)から同幅取る1万8554円、あるいは11月9日安値(1万6111円)~1月5日高値(1万9615円)の上げ幅の38.2%押しとなる1万8276円などとなります。

38.2%押しの近似値としては11月1日高値(1万7473円)~11月9日安値(1万6111円)の下げ幅1362円を1月5日高値(1万9615円)から同幅引いた1万8253円があり、有力なターゲットとなりえます。

一方、上は5日線(1万9343円)を回復できれば下げ止まり感から、再び上値を試す動きも期待されますが、心理的なフシ目の1万9500円前後が目下の壁になっています。やはり1月5日高値の1万9615円を抜けないことには新たな展開入りとはなりえません。

日々勇太朗

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