海外勢の売り姿勢【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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75日線を再び割り込む

 昨日の東京市場は上海市場の急落もあり反落となりました。前日回復した75日線(2万2742円)を再び割り込み、かろうじて5日線(2万2602円)、200日線(2万2501円)の手前で止まっています。

上海市場の下落厳しい

 上海市場の下落は厳しく、2014年11月以来の水準に落ち込んできました。上海株式の大天井は2016年6月の5166ポイントです。2016年1月に2655ポイントまで下落して一旦底打ちしました。その後、今年1月に3559ポイントまでリバウンドしましたが、現状は既に2016年安値を割り込んでしまっています。下値の目処は高値から二番天井までの下げ幅(5166-3559=1607)の倍返しである1952ポイント近辺を目指しているものと思われます。そうなると日経平均も更に引きづられて落ち込み可能性がある訳です。

外人売りを個人買い向かう

 昨日の引け後に東証から投資主体別売買動向が発表されました。10月第2週の海外投資家は4週ぶりに売り越しに転じました。現物は3290億円、先物は1兆4889億円と合計1兆8179億円もの売り越しでした。一方、個人投資家は2週連続で買い越しており、その額は6023億円と2月第1週の7458億円に次ぐ8カ月ぶりの高水準。

裁定解消売りも重し

 17日に発表された12日時点の裁定取引残高も前週の2兆3500億円から1兆8300億円と5200億円もの解消売りが確認されており、海外投資家の換金売り、解消売りによる下落が重しとなっており、当面、彼らが日本市場に戻ってくるまでは上値は限定的ではないかと思われます。

日々勇太朗




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